水イボ(皮膚感染症)が引き起こす、子供の肌トラブル!?

夏に注意したい感染症のひとつに「水イボ」という病気があります。皮膚感染症で、医学的には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)という名前で知られています。感染症または皮膚病に分類されます。

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かゆくない。水イボの症状

水イボの潜伏期間は大変長く、数週間から数カ月です。

・1mm~5mmのポツポツしたイボが体幹部または手足に出ます。悪性のイボではなく良性なのですが、周囲の人に伝染する危険性があるため、注意が必要です。

・無痛
・かゆみなし(治りかけ時にはかゆみを伴う事もあり)
・白いポツポツしたイボが全身にあらわれる
・イボに凹凸はない
・ひどい場合はイボが数百個に及ぶ事もある

二次的な症状として、水イボで皮膚が弱り、そこから雑菌が入り込む事で、皮膚に痛みや腫れが生じる事がありますが、これらは水イボによる症状ではありません。

プールだけじゃない?水イボの感染経路

接触によりウィルスが感染し伝染する感染症です。主に皮膚の接触が原因となります。

肌が乾燥状態にあると、皮膚をコーティングしているバリアの隙間をぬって、ウィルスが細胞に侵入し感染します。

直接感染のみならず、ウィルスが付着している媒体(タオルや洗面器など)に触れる事で感染する事もあり、これを間接感染と呼びます。

夏のこの時期に、多く見られる皮膚感染症で、プール感染が原因となる事が多いのですが、プールで使用したものに触れる事で、間接的に感染する可能性もあります。

プールや学校といった集団施設で感染する事が多い病気で、主に10歳未満の子供に感染しやすい病気だと言えます。

また、すでに感染している場合、患部をひっかくと、爪や指にウィルスが付着し、それで何かに触れたり、人に触れると、そこからまた感染が拡大する事があります。

水イボの治療法と注意点

薬やワクチンなどはありませんが、水イボ自体をピンセットで除去する事で状態は改善されます。痛みが伴うため、麻酔クリームなどを塗布したあとに治療する方法が効果的です。

自然に放置していても治る事もありますが、自然治癒には時間がかかるので、早い段階で皮膚科を受診し、適切な処置を受けるのが理想的です。

療養中に、他に感染拡大してしまう事があるため、病院を受診する事が推奨されます。

自分で行える治療法は、お風呂上りに水気をふき取り、綿棒にイソジンをつけ、ひとつずつ全身に出来たイボに塗布していきます。多量のイソジンを塗ると、副作用が出る可能性があるので、担当の医師に適量を確認しておくと良いでしょう。

また、新生児への使用は控えなければいけません。肌の乾燥を回避するなどに気を付ける事で予防する事が出来ます。

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