もはや名人芸の域!丁々発止のアドリブがすごすぎる声優・千葉繁

声優さんは基本的に台本に書いてあることを、キャラに合わせてしっかりと表現することが求められます。
とは言え、ガヤやちょっとした掛け合いなどアドリブが出るシーンも少なくはありません。
しかし、千葉繁さんのアドリブっぷりはどうやらそんな次元ではないようです。
千葉繁さんのアドリブのすごさを見ていきましょう!

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業界で知らぬものはいないアドリブ王!

千葉さん自身は、その時の流れで必要な言葉を足すようにしていただけなので、特別アドリブをしてやろうとは意識していなかったようです。
しかし千葉さんが出演するとアドリブを多発し、しかもその面白さとキャラクターとしての正しさからほとんどOKが出ていることから、次第にアドリブの名人として業界内でも名前を轟かすことになります。
特に「ビーストウォーズ」では、千葉さんだけでなく他の声優さんのアドリブもほぼ容認されていたことから、『声優無法地帯』とも言われるほどのアドリブ合戦を見ることができます。
千葉繁さんの演技でアドリブが多いことは、いろいろな業界人も知るところとなっていて、台本に千葉さんのアドリブを促すようなト書きがあることも少なくないようです。

「北斗の拳」の逸話

千葉繁さんと「北斗の拳」の関係といえば、超ハイテンションな次回予告がよく知られています。
しかし千葉さんの活躍はそれだけではなく、やられ役たちの断末魔の自由奔放さも有名なんです。
北斗の拳のやられ役はモヒカン頭の名も無き雑魚敵ですが、千葉さんは「彼らにも彼らなりの人生があるはず」と考え、個性的な断末魔を出すようにしていたそうです。
ある時には、他の共演者と事前に話し合って4人のやられ役の断末魔を合わせると「レバニラいため」になるようにアドリブをして、そのまま本放送に使われたこともありました。

セリフが字幕とぜんぜん違う!?

この他にも千葉繁さんは、主にゲーム作品で、字幕に全く無いようなセリフを喋ることでも有名です。
例えば「天外魔境シリーズ」に登場するマントー役は、画面に表示されている台詞と、千葉さんが当てている声が全然違うという、一見するとメチャクチャなキャラクターになっています。
また「ディシディアファイナルファンタジー」に登場するケフカ・パラッツォ役でも、字幕にはまったくない暴言がちょくちょく挟まれているなど、千葉さんのアドリブのすごさを感じることができます。

まとめ

昔のおおらかな時代だったからこそ、千葉繁さんのアドリブが許されていた側面もあるのかもしれません。
しかし、そのキャラクターの個性を出すためにその背景まで考慮し、何が必要なのかと考えた末に生み出された千葉さんのアドリブは、千葉さんがそのキャラクターを演じたからこそだと言えるでしょう。

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