子供だけではなく大人も罹るプール熱に注意 接触感染の危険も

この時期に発症しやすいプール熱という病気をご存知でしょうか?夏風邪や熱中症と比べると、認知度の低い病気ですが、実は夏にかかりやすい病気に常に上位ランキング入りしている要注意の感染症です。

今回は夏に起きやすいプール熱に注意というテーマで見ていきたいと思います。正しい知識を持って対処すれば、予防しやすい病気なので、この病気の注意点を抑えておきましょう。それでは見ていきたいと思います。

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プール熱とは?

アデノウィルス(主に3型のアデノウィルスが原因)に感染し発症するウィルスによる感染症です。夏に発症しやすい病気で、体力の落ちているとかかりやすい病気です。正式な名前は咽頭結膜熱や夏かぜ咽頭結膜熱と言う感染症です。

どんな人がかかるの?

赤ちゃんから成人男女までかかる感染症で、抵抗力の落ちた老人もかかりやすいと言われています。厚生労働省の調査によると、感染患者の60%が5歳以下の幼児となっており、抵抗力の弱さにウィルスが入り込み感染するため子どもがかかりやすいのだと考えられます。

プール熱の由来

名前の由来は、プールに入り感染する事が多いからで、感染率の高い病気です。この時期は特に要注意です。

感染源とかかりすい時期

子どもから親へと感染するケースもあります。接触感染が感染する理由なので、大人数が集まる施設(プールや学校、施設など)で感染し、広がっていくケースが多いです。

アデノウィルス自体は年間を通じて存在しているのですが、プール熱は夏季に見られる病気です。6月から8月にかけて広がります。注意が必要です。10月ごろまで続く事もあります。

感染経路は?

・飛沫感染
・接触感染
・タオルの共用

などが一般的です。飛沫感染とは、病原体を含む媒体を口や鼻を伝って体内に吸い込んでしまう事で起きる感染経路の事を指します。咳やくしゃみ、唾液などで感染します。1~2m内の至近距離で感染する事が一般的です。

接触感染は、鼻水や涙といった体液に触れる事で感染する事で、大便などからも感染します。タオルを共有する事でも感染するので、注意が必要です。

手や指が接触する事で感染する事もあるので、常に衛生的な状態でいる事が重要です。感染力の強い感染症なので、患者から患者へと広がっていく病気なので家族内でも気を付けなければいけません。

塩素濃度の管理が行われていないプール施設などでも発症するとされており、お子さんをプールに行かせる際は気を付けておきましょう。

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