夏バテが誘発する病気について

熱中症という言葉はよくニュースなどでも耳にします。夏バテよりも馴染みがあるかもしれません。夏バテと熱中症の違いは何なのでしょうか?また、夏バテが誘発する病気についても、詳しく見ていきたいと思います。

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夏バテと熱中症の違いについて

どちらも症状は類似しており、一見同じ病気だと思われがちですが、厳密にいうと、夏バテと熱中症は異なります。

・夏バテ

夏バテとは、高温多湿の暑さにやられ自律神経のバランスが乱れ体調不良を起こす症状の事を指します。病気ではなく体の異変の総称です。体中がだるくなり、食欲不振に陥り、栄養失調に至ります。熱中症のように頭痛やめまいが伴う事もあります。

・熱中症

熱中症は、脱水症状に加え自律神経のコントロールが不可能な状態に陥ります。汗をかけなくなるため、熱を体外へと逃がす事が出来ず、体温が上がり続けます。その結果、腎機能不全を起こし、老廃物を体外へと排出できなくなります。尿が出なくなるためです。

その先にあるのが尿毒症(尿が出ず血中に老廃物(毒素)が蓄積する病気)と言われる病気で、最悪の場合死亡します。

熱中症の症状は下記のようなものが一般的です。

・体調不良
・体中に倦怠感
・食欲不振
・睡眠障害
・意気消沈
・体の火照り
・脱水症状
・めまい
・自律神経の乱れ

夏バテが誘発する病気は?

夏バテにより体力が失われ、体の抵抗力もなくなるので、健康な時には出てこなかった潜在的な病気が出てくる可能性もあります。夏バテの症状自体は軽度でも、夏風邪などを誘発し、状態が悪化する事もあるので、注意が必要です。

夏風邪とは、5月から8月にかけて活発に活動するウィルスが原因で、風邪をひき、その結果、失明したり痙攣をおこすこともあり、ひどい場合は死に至る事もあります。

夏バテの原因は、食事バランスや自律神経の乱れが挙げられるので、睡眠障害などを引き起こす可能性もあります。睡眠障害は、文字通り睡眠サイクルを崩す障害なので、入眠が難しくなったり、十分な時間睡眠がとれなかったりするため、その結果うつなどの精神疾患を引き起こす事もあります。

体力が落ちてしまうと、その他さまざまな病気を誘発する可能性があるので、夏バテ予防には気を付け、食事や睡眠、運動をしっかり行い、健康管理に努めましょう。夏バテにかかってしまうと、普段どれだけ元気な人でも、そこから弱っていく可能性があるので、軽視しないよう気を付けましょう。

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