豊洲市場の土壌汚染問題をわかりやすく!小池氏は都庁全職員を粛正となぜ発言したの?

豊洲市場 土壌汚染問題 小池氏 都庁全職員 粛正 画像

豊洲市場の土壌汚染問題や小池氏の発言が話題になっていますよね。

今回はこの問題についてわかりやすく解説していこうと思います。

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豊洲市場の土壌汚染問題とは?新しく市場を作る理由は?

豊洲市場(とよすしじょう)とは、東京都江東区豊洲に新設が予定されている東京都中央卸売市場の事です。
しかしその建設予定地が土壌汚染されているということで建設するにあたって問題視されているのが今回の問題の中心になっています。

東京都は、築地市場が取り扱い数量の拡大により施設が手狭になった事や、施設老朽化、銀座などに近い築地という立地の良さなどを鑑み、2014年を目処に江東区豊洲への移転を検討していた。東京都側と築地市場業界との協議機関として、新市場建設協議会が設置され、2004年7月には「豊洲新市場基本計画」が策定された。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E6%B4%B2%E5%B8%82%E5%A0%B4

豊洲市場の予定地はなぜ汚染されているの?

この土地は昭和29年から海面の埋め立てが始まり、東京ガスが施設が建設されていました。
そのことから国の基準を大きく上回る有害物質(鉛・ヒ素・六価クロム・シアン・水銀・ベンゼン)などの6種類が基準を上回っているそうです。
この中には発がん性の物質などもあり多いところでは基準の43000倍もの有害物質が確認されているとのことで移転の反対運動なども行われているようです。

このようなことから築地に代わる新市場として発足する事を正式に決定した豊洲市場ではあったが開場時期は何度も延期されています。

確かにこれだけの汚染物質が見つかっているとそこで働く人やそこに水揚げされた魚も大丈夫なのかなっていう不安は大きくなってしまいますよね。
移動先が汚染されていたら確かに嫌ですよね~
自分の引っ越し先が「汚染されてる土地です」って言われたら普通に反対しますし…

汚染問題への対策は?

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引用:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-01168566-sspa-soci

もちろんここを市場にするために多くの対策をしているよです。

土壌汚染対策

ガス工場のあった場所には地盤から2メートルの土をきれいなものと交換し、更にその上に2.5メートルの綺麗な土を持っていくようです。
また2メートルより下の土から検出されている汚染物質に関しても汚染物質を除去する作業をしていくとのことです。

地下水汚染対策

地下にある水中から見つかった汚染物質はその地下水をくみ上げて浄化作業をするとのことです。

液状化対策

液状化とは?

液状化とは、地震によって地盤が一時的に液体のようになってしまう現象です。通常、地盤は土や砂・水・空気などが均等に混ざって構成されています。しかし、地震等の大きな揺れによって、これら安定していた土・砂・水が分離され、地盤が水に浮いたような状態になってしまうのです。そうして水が噴き出したり上部の建物などが沈み込んだり、揚圧力を受けて破壊されたりします。
液状化現象が起こりやすい地盤は、海岸や川の近く、および埋立地などの比較的地盤がゆるく、地下水位が高く、砂質土がゆるいところになります。液状化を完全に防ぐことは難しいですが、地盤改良の種類によっては、対策を打つことが可能です。
引用:http://www.ziban.jp/ekijoka.html

元々埋立地であるこの場所は東日本大震災の影響により液状化現象がおこっているようです。
これに関しては地表から水を通しにくい層までの深さまで砂杭で締め固め固化剤を用いて地盤を格子状に固化するようです。
このやり方は阪神淡路大震災の時も使用された方法で実際に液状化を防げているようです。

このように東京都は汚染問題にしっかりと取り組んでいくと発表していました。

小池氏は都庁全職員を粛正となぜ発言したの?

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引用:http://logmi.jp/160028

しかし実際には食品を取り扱う建物の床下で汚染対策の盛り土が実施されていないなどということが発覚し大きな問題になっています。
東京都はこれまで敷地全体に盛り土を実施すると言ってきました。
これでは説明とは大きく違くなってしまい嘘の事を言っていたことになりますよね。

このことに関して小池氏は「間違った情報を与えることは、都政の信頼回復に逆行する。全都庁の職員を粛正したい」と強い口調で述べたのです。

つまり、前から言ってた事と違う事をした都庁職員全体にキレたんですね(笑
小池さんも憤りを感じてこの発言に至ったんでしょうね~

なぜこのような説明とは違うことになってしまったのか?

東京都の担当者の話によると、盛り土などの汚染対策は、2008年に専門家会議が実施を提言したとのこと。
しかし、この際建物の地下に配管などを入れる空間を設置することは検討されていませんでした
その後、建物設計時に地下空間を設けることが決まり、その部分には盛り土は行わないことになったのですがそのことについては外部には説明などせずに実行してしていまったとのこと。

要するに事前の設計にミスがあったのだが、その対策に関しての変更などは公表することなく進めてしまっていたようです。
またこの盛り土をしなかったところの汚染物質は調査されていないとのことでこのことも大きな問題になっているようです。

今後の対応は?

このことに関しては改めて専門家のチームを作り、調べて判断をしてもらうとのことです。
今後は1つ1つの汚染問題にしっかりと話し合い、問題点を見つけ対策をしていくとのことです。

まとめ

どうだったでしょうか?
今回は豊洲市場の土壌汚染問題と小池氏は都庁全職員を粛正と発言したことについてわかりやすく解説していきました。
今回の汚染問題は人に害を与えてしまう可能性がある大きな問題です。

しっかりと安全性を確保したうえでまた情報公開に関しても間違った情報を伝えては意味がありません!
正確な情報を伝えて頂くように勤めて頂きたいですね。

豊洲市場のゼネコンや設計担当はどこ?盛り土と土壌汚染問題を初心者でもわかりやすく!

2016.09.15

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2 件のコメント

  • 東京都中央区築地市場の江東区豊洲への移転計画、頓挫しそうな気配だ。じゃないと、将来の都民の健康問題に発展しそうで心配ですよね。
    水銀etc. なんて水俣病じゃあるまいし。

  • 土壌汚染と騒いでいますが、毒性の強い土を残し、新しい土で覆う施工する事は絶対ありません。土の変化を調べるため、ボーリング調査を必ず行っています。ただボーリング調査を東京ガスの資料で行ったか、東京と独自でやったのか当時の担当者不在の為判断がつかないのではないですか?東京都のトップに逆らって反論してもいいことはないと思っている職員の体制が一番の問題ではないですか。

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