藤城清治さんの作り出す「影絵」が凄すぎると、日本のみならず海外でも話題になっています。
そんな世界中を魅了する影絵とは、どのように作るのでしょうか。
藤城清治さんって?
藤城清治さんとは、東京都出身の影絵作家で、今年で92歳になりました。「ケロヨン」の原作者としてもとても有名です。絵本なども出しているので、見たことのある方は多いかもしれません。
他にも、テレビ番組にも出演していて、行列の出来る法律相談所内のコーナー「有名人100枚の絵でつなぐ カンボジア学校建設プロジェクト」に自身の作品を提供しています。
他にも、記憶に新しいもので言えば、24時間テレビで6m×3mの影絵を仕上げました。
そんな藤城清治さんですが、影絵は実際にどうやって作っているのでしょうか。
影絵や絵本はどうやって作るの?
藤城清治さんの影絵の作り方はとても特殊で、紙をカミソリの刃で切り抜いて、裏側からライトを当てて絵を浮かびあげるという作り方をしています。この手法は世界でも類を見ないものです。
藤城清治さんは半世紀以上に渡り様々な試行錯誤を経て、独自の技術を作り上げたそうですね。
絵本もちょっと変わっていて、大きく配置された絵の横に絵本のテキストを配置しているという、どちらかといえば国語の教科書のような、そんな配置になっています。
いくつか影絵の写真があったので、紹介しますね。
藤城清治さんの影絵写真
ここでは、藤城清治さんの作り上げた影絵を紹介していきますね。
どれもとても綺麗なので、目を奪われること間違いなしです。
引用:http://cskmfsn.exblog.jp/18177267/
夜明けを思わせる少し暗めの、通るような青空と、魚の架ける虹がとても綺麗ですね。
引用:https://www.kinokuniya.co.jp/nb/bw/special_products/fujishiro_seiji/category3.html
こちらは「こびとの音楽隊」というタイトルのようです。
列をなすパレードがとても楽しそうで、こちらにまで音が聴こえてきそうですね。
この絵は紀伊国屋書店のホームページで購入できます。
引用:http://blog.livedoor.jp/jeao/archives/51930841.html
本物の花火より綺麗に見えます。これなら、毎年、人混みをかき分けて花火大会に行く必要はないですね。(笑)
とても引き込まれる影絵を作られる藤城清治さんですが、弟子はいるのでしょうか。
藤城清治さんに弟子はいるの?技術は次世代に伝わった?
今年92歳になった藤城清治さん。結構なお歳ですので、気になるのは、この素晴らしい技術が次の代に伝わっているのかどうかです。
消えてゆくものほど美しいという、滅びの美学といいますか、そういった観念もありますが、やはり美しいものはどんどん引き継がれていってほしいものですよね。
藤城清治さんの弟子について調べてみたところ、ネット上では様々な情報が飛び交っているので、断定は難しいですが、おそらく居ると考えていいでしょう。
個人ブログの記事の書かれた時期によっては居なかったり居たりするのですが、2005年から2011年の間に弟子をとったのではないでしょうか。
なかなか情報が出てこないのは、一人前になるまではメディアに出ることをよしと思わないからなのでしょうか。
ですが、個展や美術館などで館長に尋ねてみたらさくっと教えてくれるかもしれません。
藤城清治さんの作品が見られる美術館
藤城清治さんの作品が見られる美術館は、栃木県の那須にあります。
トリップアドバイザーという観光地の口コミ評価サイトで、最上位の「とても良い」と「良い」で9割の評価を占めるほどの人気スポットとなっています。
アクセスは、電車で行く場合は東北本線「黒磯駅」で降りた後、東野交通バス「那須湯本方面行き」または「那須ロープウェイ行き」のバスに乗り、「一軒茶屋停留所降車」で降車して徒歩で約15~20分で到着できます。
シャトルバスも出ていますので、詳しくはコチラをご覧ください。
車で行く場合場合は、東北自動車道「那須IC」で降ります。すると、すぐ交差点になっているので直進します。二つ目の交差点を右折して、県道17号を進みます。
その後しばらく道なりに進むと到着できます。
まとめ
影絵の達人である藤城清治さん。彼の素晴らしい作品は栃木・那須の美術館で見ることができるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
コメントを残す