安室奈美恵引退で振り返る、90年代にブームを巻き起こした芸能人のファッション!

9月20日、アーティストの安室奈美恵さん(40)が来年の9月で芸能界を引退すると発表しました。
安室さんが90年代半ばにしていた茶髪のロングヘアにミニスカート、バーバリーチェックのマフラーやスカート、厚底ブーツ、細い眉などのファッションは「アムラー」と呼ばれ、当時の女子高生や20代の女性を中心に大流行しました。
このアムラーという言葉をきっかけに、当時大人気だった芸能人のファッションに影響される若者達を芸能人の名前の語尾を伸ばして呼ぶブームが到来しました。

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篠原ともえスタイル、シノラー

先ずはシノラー。歌手の篠原ともえさんがしていた左右にお団子頭で前髪は真っ直ぐカットし、ハーフパンツとルーズソックスにエンジニアブーツを合わせ、腕にはファンシーショップなどで売っている安い腕輪やミサンガなどをこれでもかと付けてランドセルを背負うという今でも素晴らしく奇抜でカラフルで独創的で自由なファッションが一部の若い女性の間で流行しました。
今にして考えれば「安いものでも、身近にあるものでもアイデア次第でいくらでもファッショナブルに出来る」というファッション業界に一石を投じたクリエイティブなスタイルだと思います。

アメカジに身を包んだハマダー

次にハマダー。所謂アメカジと呼ばれる色落ちの良いビンテージジーンズやレッドウィングのブーツ、デッドストックのスニーカー、古着のスウェットやMA-1やスカジャンなどを着るダウンタウンの浜田雅功さんのファッションに影響された若者が多くいました。
アメカジ自身は、80年代後半辺りからアメリカのカジュアルな洋服の古着のレトロ感やカレッジロゴのTシャツやスウェット、ジーンズの褪せ具合などのカッコ良さに気付いたオシャレな若者達が着始めたファッションで、モード系などに比べスタイルを気にせず誰でも気軽に着れてカッコいいのが魅力で広まりました。ただし浜田さんの履いている本物の初期リーバイス501や状態が良くデザインが良くサイズ感も良いスウェットやミリタリージャケットは、とても庶民には手が届かない値段で、当時夏休みにバイトを毎日して貯めた貯金でビンテージジーンズを購入する高校生や、代々木のフリーマーケットなどで軍のミリタリー放出品の掘り出し物を探す若者で溢れましたが、なかなか良いコンディションの古着に出会わず無駄に貯金を浪費してしまう人が多かった記憶があります。しかしそんなアメカジに憧れる若者がビンテージジーンズやスウェットを忠実に再現するブランドなどが台頭し始めたことによりレプリカジーンズが大流行したのを思い出します。ハマダーの再到来かは分かりませんが、ここ4、5年MA-1を着ている若者、しかも女性がタイトな形のMA-1を着ている光景をよく目にします。
そして当時とは違い、ファストファッションのお店に売っている1万もしない値段でデザイン性のあるMA-1を堂々と着ている若者を見ると、あの当時のアメカジに貯金を使い果たしたのは何だったのか?と思ってしまいます。(泣)

まとめ

この中でいえば、芸能人自身がオリジナルとして発信したファッションは、おそらく篠原ともえさんだけだと思いますが、アムラーやハマダーと比べて、マネするのに勇気がいる上に個性が強すぎてカッコ良く見え辛いというリスクがあったとは思います。しかしファッション=オリジナリティと考えると篠原ともえさんこそリアルにオシャレなのかもしれません。

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