90年代を駆け抜けたアーティスト達の隠れた名曲!

90年代前半、ソウルミュージックやファンク、フレンチポップ、ジャズ、昭和歌謡などのカッコ良いメロディラインを取り入れ、アレンジを加えて再構築させた所謂「渋谷系」と総称されるオシャレな音楽が流行しました。
ピチカート5やフリッパーズギター、オリジナルラブなど今聴いてもカッコ良く、アルバムのジャケットデザインなどもレトロなアートデザインが施され、一大ムーブメントを巻き起こしました。デビュー当時のミスターチルドレンなども楽曲やジャケットデザインを見ると渋谷系の影響を色濃く感じます。

そして今、再びあの時代の音楽を再評価する機運が高まっています。きっかけは、サチモスの「staytune」がヒットした流れが大きく、「オシャレでカッコ良い音楽」を求める若者が増えてきた事にあるでしょう。
そんな90年代を駆け抜けたアーティストの隠れた名曲をご紹介します。

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bird「oasis」

90年代の日本のディーバ(実力派の女性R&B歌手)の1人として大沢伸一氏のプロデュースにより99年デビューシングル「SOULS」のヒットで一躍有名になりましたが、この「OASIS」もまた大沢伸一さんの楽曲で、birdさんのスモーキーでセクシーな歌唱法と大沢さんの創造性が完全にスイングしたbirdさんの集大性的名曲といえます。イントロの穏やかなようで不穏なメロディをバックに問いかけるように歌い出す始まり方や目まぐるしいメロディラインと転調、リズムなどがもはや「センスしか感じない」名曲になっています。

川村カオリ「アイル・ビー・ゼア」

辻仁成氏のプロデュースによる名曲「zoo」のヒットを始め、1990年「神様が降りてくる夜」や「翼をください」などが立て続けにヒット。その美貌とボーイッシュな金髪で男性ファンだけでなく、女性にも憧れの存在となったロック歌手の川村かおりさんが、「翼をください」のカップリング曲としてモータウンソウルのスーパーグループ、フォートップスの66年のヒット曲「Reach out I’ll be there」を和訳カバーした名曲。
フォートップスの迫力ある歌唱とは違った若き川村さんの初々しい歌声と和訳すると意外とこんな可愛らしい歌詞なのか!という「洋楽の和訳あるある」も楽しめる楽曲です。

・真心ブラザース「SPEED」
2013年、フジテレビの月9ドラマ「SUMMER NUDE」のテーマ曲として山下智久さんにもカバーされたヒット曲「サマーヌード」が有名な真心ブラザースが1995年にリリースしたアルバム「KING OF ROCK」に収録されたハードなロックナンバー。激しいラップを更に激しくしたような倉持さんのがなり声とジミヘンのように唸るギターリフ。何よりも強烈に耳に残るシャールな歌詞がこのパンキッシュな音に見事にマッチした名曲。


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黒沢健一「ALL I WANT IS YOU」

L⇄Rのボーカルとして95年「knockin’ on your door」のヒットで有名な黒沢健一さんが解散後ソロアーティストとして復活し、リリースしたアルバム「NEW VOICES」に収録されたピアノベースの爽快なポップバラード。黒沢さんのメロディメーカーとしての引き出しやセンスが集約されていると言っても過言ではない名曲です。

Le Couple「ソファ」

「ひだまりの詩」が「一つ屋根の下2」の挿入歌として話題となり、ミリオンヒットを記録した夫婦デュオ、Le Coupleのメロウでスウィートな名曲。Le Coupleファンの一部では「ひだまりの詩も良いけど、こっちの方が好きだ」というファンもいるくらいの名曲です。2人の持ち味であるボサノバ調の楽曲の良さが「ひだまりの詩」よりも更に色濃く表れている事は確かです。

以上90年代に爪痕を残したアーティスト達のあまり知られていない名曲の数々を紹介しましたが、渋谷系から始まった様々なスタイルの音楽を試行錯誤していた90年代のアーティストの楽曲には、代表曲に負けない素晴らしい楽曲がありますので、皆さんも動画サイトなどで掘り起こしてみてはいかがでしょうか?

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