せえない、何してけつかる、面白くて強烈な関西弁7選!

80年代のマンザイブームをきっかけに全国的に浸透した関西弁の数々。
それまで関東では、関西弁の言い回しやイントネーションを楽しみながらもやや「異世界の言葉」のように珍しがる傾向があり、極端な人は、その言語感覚を揶揄するような偏見を持つ人も多かったのですが「16ビートの漫才」といわれる当時の若者の感覚にアジャストしたスピーディかつ共感出来る笑いをB&Bや紳助竜介、阪神巨人、のりおよしおなどが披露した事で「関西における圧倒的な笑いの凄さ」を目の当たりにし、主に関東における関西弁に対する偏見が羨望へと変わる革命を起こしたといえます。
しかし、関西の芸人さんが東京進出する際に意識的に関西弁の使い方や表現を抑えて、やや上品にすると言われています。
そんな関東で活躍する関西芸人さんではなかなか聞けない「コテコテ」且つ「どぎつい」関西弁を振り返りたいと思います。

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ケ○の穴に割り箸ツッコんで奥歯ガタガタ言わしたろか!

関西での啖呵といえば先ずこの表現が思い出されます。実際に使っている人がいるのかどうか分かりませんが、この強烈な響きと「奥歯ガタガタ」という滑稽さをイメージさせる啖呵は、関東の人間がイメージするステレオタイプの「関西の怖さと面白さ」を表現した見事なフレーズです。

茶しばきに行かへん?

若い男性が道行く女性をナンパする時に使うとされる代表的なセリフとして、これも実際に使っている人がいるのか分かりませんが浸透している名ゼリフ。「茶をしばく」という表現がシュールです。

ハゲ散らかしとる

頭皮の薄い人に対して、関東ならば「ハゲてる」というのが精一杯ですが、その上に「散らかす」というダメ押しが入る所が流石といえます。
しかしテンポの良い関西弁で言われると、逆に言われた方も笑ってしまうのでは?というくらい愛情も感じさせるから不思議です。

イタい

ダウンタウンが流行らせた数々の関西弁の中でも、絶妙さでは圧倒的な言葉です。
なんせ今までなら「性格にクセがあって変わったタイプの人」を一言で表す言葉には、相当ヒドい言葉しか無かった訳ですが、この言葉でそのギリギリのラインを守りつつニュアンスは完全に伝わる事に成功しています。しかしダウンタウンだからこそ使う事を許された言葉で、他の関西芸人さんは、なかなか使いません。

ドブ板めくったようなとこ

ガラの悪い人に対して「ドブ板めくったようなとこで育った輩が」と使うこれもまたヒドい言葉ですが、イマジネーションを感じさせるヒドさと滑稽さを併せ持った言葉です。「ダウンタウンのごっつええ感じ」で行われた企画「新レギュラーオーディション」で笑福亭鶴瓶さんが後輩のダウンタウンにイジられまくった時にキレ気味でこのセリフを吐いています。今のイメージでは考えられない少しおっかない鶴瓶さんが垣間見れます。

何してけつかる

(こんな時に)何してるんだ!という怒りを表現する時に、怒りを更に強調するニュアンスとして使いますが、これも怖さと滑稽さを併せ持った独特な表現です。

せえないわ

「つまらない」という意味を表す言葉ですが、冷たさがなく女性が使うと何か色気を感じさせるような不思議なニュアンスの言葉です。個人的には西川のりおさんが使っている所しか見た事がありませんが(笑)

以上、関東では浸透していない強烈な関西弁の数々をご紹介しましたが、もっとも強烈かつ関西でも1人しか使っていない強烈な言葉、それは故横山やすし師匠の「怒るでしかし!」でしょう。この表現に関しては殿堂入りなので敢えてランキングには入れませんでしたが、関西弁ならではの表現を使う芸人さんの登場をこれからも注目したいと思います。
でもコンプライアンスがなあ…。

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