ヤバイと噂のAマッソは芸人から一目置かれる女お笑いコンビ

「ミュージシャンズミュージシャン」という言葉があります。一般的な評価や人気は、そこまで無いが、プロのミュージシャンから絶大な支持をされているミュージシャンの事です。
現在の若手お笑い界で、そのポジションにいる代表格が女芸人コンビ、Aマッソでは無いかと思います。
幼馴染の村上愛さん(29)と加納愛子(29)さんの2人が結成したこのコンビは、M-1での笑い飯に影響を受け、お笑い芸人の道に進みました。

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最初に見た時にAマッソのセンスに驚く

初めて私がAマッソをTVで観たのは、「笑けずり」(NHKBSプレミアム)という番組でした。
若手芸人が一つの場所に集まり、3週間ネタを作るための合宿をするドキュメントバラエティで、その中で披露した「庭師」をテーマにしたネタに衝撃を受けました。
ツッコミの加納さんが1週間様々な庭師の男性と合コンをし、1人1人の庭師の人間性や特徴や趣味などをほぼ笑い無しで延々語った後、ボケの村上さんに「今の話どう思う?」と問うと、村上さんが少し間を置いて「‥‥説明うまっ!!」と一言。庭師に関係あるワードや、話が長い事や、そもそも庭師限定、それも1人ではなく様々な庭師と合コンするという違和感には一切触れず、合コンの詳細について語る加納さんの説明の上手さに引っかかるという全く予想出来なかった一言で、客席で観ていたライバルの芸人達も意表を突かれ爆笑していたシーンを思い出します。
3週間の合宿で最終審査の3人に残ったAマッソは、優勝を決めるネタ披露で準優勝という結果でしたが、松本人志さんのブレーンとしても有名な大物放送作家の倉本美津留氏に絶賛され、倉本氏のネット番組やラジオのレギュラーに抜擢されたり、TV東京の若手ネタ番組「じわじわチャップリン」に初登場した際も観客投票でベテランコンビ、ビンテージに負けましたが、司会の内村光良さんから「俺はAマッソがもっと観たい!」と言わしめるなど、まだ地上波での知名度や人気が低いにも関わらず、お笑い業界の大物達が絶賛するという確実な評価を受けています。

一般人とプロの評価が全く異なる

これほどまでに一般世間とプロとの評価に落差があるコンビは、なかなか珍しいと思います。
例えばNSC時代のダウンタウンが300組に及ぶ同期生と共に、初めて吉本の先輩たち、それも島田紳助氏、明石家さんま氏、阪神巨人氏というビッグネームの前でネタを披露した時、先輩たちが口を揃えて「一組だけ凄いのが居たな」とダウンタウンの漫才を評価したエピソードがあります。その時に島田紳助氏は、「確かに凄い。ただしこれが商品になるだろうか?」と当時のダウンタウンの漫才スタイルが革新的なあまり世間に理解出来るのかを危惧していました。
しかしその危惧とは裏腹に、当時の10代や20代を中心にダウンタウンの漫才は世間に浸透し、ウッチャンナンチャンやB21らと共にお笑い第三世代ブームが起こりました。
芸人や業界人だけでなく、世間も同じように衝撃を受け、当時それを観ていた学生達の中から今のバラエティーの中心で活躍する芸人さん達が多数産まれました。

Aマッソの代表的なネタ

Aマッソには、その「プロにも世間にも通用させる」という部分でかなりの障壁があるように見えます。
中には自分のスタイルを全く崩さずに確実に一般視聴者に届いているネタもあります。
「紹介したい人」や「ピアノ教師」「合コン」などは、届いているだけでなくツイッターや動画サイトで高評価され、一般の観客からも明らかに爆笑を取っています。
これらは、Aマッソ自身が最もこだわりを持つ漫才ではなくコントのネタです。
Aマッソは、今年のキングオブコントの準決勝に進んでいます。

個人的にAマッソのネタの創造性は、コントの方が効果的な気がします。
二人とも漫才でのトークテンポは達者なのですが、始めの設定に入る所から既に捻り過ぎたフレーズを入れて来て、しかもそのフレーズを早口で言うあまりに「理解する前に聴き取れない」という状況が多々あります。
そして入り口から展開からオチに至るまで、全て捻り過ぎて「目立つ笑いのポイント」がボヤけてしまっている「前菜からメインまでビフテキ」という逆効果を産んでいる気がするのです。
しかしコントだと「ストーリー」という括りがある事により、その「怒涛の捻りワード」が抑えられ、分かりやすく効果的に届いていると感じます。
単独ライブなどは、即日完売になり一部のコアなファンからは既にカリスマと化しているAマッソですが、やはりTVという媒体で現在進行形の笑いをぶつけて、その凄さを知らしめて欲しい。「突き抜けた才能は、商品になる!」=「多くの人に支持される」というお笑い界の鉄則にふさわしいポテンシャルを持つAマッソのブレイクを1ファンとして願っています。

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