組子装飾とは?画像や職人を調査!依頼先や料金も気になる!

日本の伝統工芸「組子細工」。

釘や接着剤を使わずに木を組み上げていくその繊細さ、美しさが魅力の工芸が、日本のみならず海外でも人気を博しているようです。

テレビ東京の番組「世界!ニッポン行きたい人応援団」ではそんな組子細工に憧れるアメリカ人の方が仕事を辞めてまで没頭する姿も。

そこで今回は、世界が注目する組子細工について調べてみました。

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組子装飾ってなに?画像も紹介

まず、組子装飾について説明を。

組子装飾とは、釘や接着剤など、木以外のものを一切使わず、溝や穴を駆使して組み上げる細工です。

由緒ある旅館なんかで見かけることもあるかと思います。
もともとは、古い家屋の欄間(らんま)などに用いられていたものが、障子の桟の装飾に使われるようになり、そのまま現在の家屋の装飾へ使われるようになったんだとか。

組子はなんと1000ぶんの1mm単位という細かな精度で作られるため、熟練の技師しか作り上げることができない、まさに“神業”といえる工芸のため、日本のみならず海外でも評価されているという訳ですね。

そんな組子細工のスゴイ画像を探してみました。


私は芸術には詳しくないですが、この組子装飾は1枚の絵画を見せられているようです。

こちらは水面と花を模しているのでしょうか。
これが木のみで作られているだなんて、凄いの一言に尽きますね。


シンプルながらも、すこしの歪みも隙もない、コンピュータ顔負けの精巧さです。


組子細工は建物の装飾だけでなく、コースターにも用いられているようです。

これだけの作品ですから、世界中で評価されるのも不思議ではありませんね。

現に組子細工は、日本では内閣総理大臣賞、
海外では「iFデザインアワード2017」と呼ばれる国際的に権威のあるデザイン賞で、フェラーリ、BMW、アップルといったそうそうたる企業と並ぶ金賞を受賞されたんだとか。

ただ、それだけの人気を誇る組子細工ですが、決して簡単な道ではなかったようです。

「組子のタニハタ」の社長が語る、組子職人としての難しさ

「タニハタ」は組子を扱う富山県の会社で、ここの作品が「iFデザインアワード2017」の金賞としてノミネートされました。

社長・谷端信夫さんはそこに至る道として、大変な紆余曲折を味わってきたそうです。

バブル崩壊のあおり、和風建物・和室の需要の低下もあいまって、会社は倒産の危機に瀕しました。

そこで趣向を変え、「洋風の建物」と組子をマッチさせ、組子の存在を革新的なものへと変化させます。

しかし、中国から入ってきた洋風商材にコスト面でシェアを取られ、再び会社は窮地へ。

創業者である谷端信夫さんのお父さんが病気を患ったこともあり、谷端信夫さんは会社の命運をかけ、再び「和」をテーマとした組子の販売を始めました。

それが功を奏し、「東京ソラマチ」や「羽田空港国際ターミナル」などからも依頼が入るようになり、国内はもちろん、世界にタニハタの組子が評価されるようになったそうです。

伝統工芸というのは国の文化と共に歩んでいるため、閉鎖的なものになりがちですが、それを打ち破るという挑戦をしたからこそ、世界中で認められるものとなったのかもしれませんね。

個人でもリーズナブルに買える?組子細工の通販

ここまで紹介してきた組子細工ですが、どうやら個人でも購入ができるようですね。

先ほど紹介した「タニハタ」では、家を建てる際のインテリアデザインはもちろん、クラフト雑貨や簡単なインテリアアイテムも販売されています。

飾ったりしても、コースターとして出してもお洒落ですね。
こういったミニ組子細工が1000~2000円台で購入できます。

ほかにもたくさん商品がありますので、気になった方は他の者も見てみてはいかがでしょうか。

「タニハタ」の組子細工の商品を見に行く!
(株式会社タニハタの公式ホームページです。)

また、出来合いの商品ではなく、オーダーメイドで職人が作り上げる商品のため、1mm単位での制作が可能なようですので、建物に合わせた組子細工を依頼することが出来るんだとか。

まとめ

今回は日本の伝統工芸「組子細工」について紹介しました。

このような美しい日本の伝統をこれからも後世に残していきたいですね。

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