2016年、第47回講談社出版文化賞という、優れた作品を作り上げた人のみに送られる賞を受賞し、話題になっている写真家・奥山由之さん。
有名バンドのCDジャケット写真や、アーティストのPVなども手掛けている、幅広い分野で活躍されている方ですが、どんなカメラを使っているか、どんな方なのか気になりますよね。
そこで今回は、カメラマン・奥山由之さんの使用カメラをはじめ、出身や経歴などをwiki風に紹介していきますね。
カメラマン奥山由之さんの使用カメラは?レンズや機材は何を使っているの?
引用:http://www.kirei-kenkou.com/uturunndesu/
奥山由之さんはプロの写真家ですから、きっとウン十万の高価なカメラに機材をつけて使っているんだろうな、と思いますよね。というか、私は思っていました。
なんと奥山さんは1000円そこらのインスタントカメラ「写ルンです」を使っています。ですので、レンズなどの機材もありません。
なんというか、驚きですよね。そんなんで良い写真とか賞って取れちゃうの?みたいな。
とある日のカメラ達。「写ルンですを世界一使っているらしい」という話はあながち嘘ではない…。#写真家・奥山由之のファッション写真ってなんだ #写ルンです #奥山由之 pic.twitter.com/Wm6wSHmCO5
— GINZA (@GINZA_magazine) 2015年12月12日
こちらがその証拠。奥山さんは「写ルンですを世界一使っている写真家」という称号を持っているようです。きっとデジタルカメラが普及する前でもここまで使っていた方はいないのではないでしょうか。
この「写ルンです」は正式にはフィルムカメラといって、デジタルカメラのように取ったらすぐ確認は出来ないものの、「写真の雰囲気」がでるので根強いファンがいるようです。
実際に、奥山由之さんがフィルムカメラ「写ルンです」で撮影した写真を見てみましょう。

引用:http://y-okuyama.com/
なんと言いますか、「ザラリ」とした質感が出て味があるように思えます。
引用:http://fatale.honeyee.com/blog/mhattori/archives/2016/03/02/mame-3.html
岩場と波の荒々しさと写りの荒さがとてもマッチしています。
こういう写真を見ていると、高価なものほど良い物を作れるというわけでなく、安価なものでも味を出せて、良い物を作れるんだな、と思えますね。
奥山由之さんのプロフィール!出身や経歴をwiki風にまとめてみた
名前:奥山 由之(おくやま よしゆき)
生年月日:1991年1月23日(25歳)
出身大学:慶應義塾大学法学部
職業:日本の写真家、映像作家受賞歴
- 2007年 第2回全国高校生映画コンクール・グランプリ
- 2011年 第34回写真新世紀・優秀賞
- 2016年 第47回講談社出版文化賞写真賞
個展
- 2012.11「Girl」
- 2012.12「A REAL UN REAL AGE」
- 2013.08「A REAL UN REAL AGE」
- 2015.12「NEW FASHION PHOTOGRAPHY」
- 2016.01「BACON ICE CREAM」
- 2016.03「THE NEW STORY」
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%B1%B1%E7%94%B1%E4%B9%8B
写真家という職業は、創作意欲がある限り続けられる職業のため、他の職業より平均年齢が高い傾向にあるので、奥山由之は写真家の中では若手と言えます。
しかし、これだけの個展や受賞歴があると言うのは、とても素晴らしい写真家であるという証明ですね。
このほかにも、有名バンド「クリープハイプ」のCDジャケット写真や、Superflyが2015年の甲子園ソングとして歌った「On Your Side」のPV撮影もしています。
写真家としてのみならず、映像作家としても素晴らしい作品を作り上げています。
彼女を意識して撮る?撮影から見えてくる結婚観
女優の臼田あさ美(うすだ あさみ)さんの写真集「みつあみ」を、奥山由之さん含め3人のカメラマンで撮影したことがあり、そのインタビューで撮影のコンセプトを語っていました。
そちらによると、奥山由之さんは、臼田あさ美さんを撮影する際に「彼女」だと思って撮影したことで、彼女の素の一面を自然に写真に収めることが出来たとか。
撮影環境だけでなく、被写体とカメラマンの関係から世界を作って撮影するあたりがプロたるゆえんでしょうか。
このインタビューや撮影から、奥山由之さんの結婚観も見えてきました。
奥山由之さんの結婚観は?
引用:http://www.cinra.net/report/201605-mitsuami
奥山由之は現在、結婚されていない(あるいは、公表していない)のですが、写真集「みつあみ」のインタビューで臼田あさ美さんは、
「わたしがシャッターチャンスだと思ったちょっと後や前を、狙ってずらして撮っている。だから奥山くんの写真にかわいく写るのは難しいと思います。」
引用:http://www.cinra.net/report/201605-mitsuami
と語っており、奥山さんは、カチッと決められた瞬間でなく、その前後、つまりラフな瞬間こそ一番美しいと考えているのではないでしょうか。
このことから、奥山さんはしゃんとした結婚生活よりも、自然体で居続けられることを理想としているのと考えられます。
奥山さん自身、彼女や妻の情報を公開こそしていませんが、いらっしゃるとすれば、こういった関係なのかもしれませんね。
まとめ
フィルムカメラ「写ルンです」を使い、独自の世界観を写し続けるカメラマン・奥山由之さん。
彼の引き込まれるような写真がこれからも楽しみです。
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