長崎市で掘削中のトンネル内で作業員が酸欠状態になり病院に運ばれたというニュースが!
今月の16日にも山口県下松市の工事現場で、作業員9人が一酸化炭素(CO)中毒の疑いで病院に搬送されるニュースがあったばかりですよね!
今回は長崎市三京町で工事中のトンネル内で酸欠?事故の原因や場所を調査ということで調べていきたいと思います
事故の詳細
19日午前11時45分ごろ、長崎市三京町で「補修中のトンネル内で作業員が酸欠状態になった」と119番があった。
長崎市消防局によると、作業員とみられる男性4人を救助したが、うち30代の1人が心肺停止状態となり、40代の1人が重症を負ったとみられる。
40代と50代の2人は意識はあるという。長崎県警によると、現場は長崎市北部の山中。トンネルは道路を通っているものではないとの情報がある。
引用:http://mainichi.jp/articles/20161119/k00/00e/040/296000c
事故の原因は酸欠?
今のところでは、今回の事故は酸欠によるものとして調査されているようです。
冒頭にも書いたのですが、今月の16日にも大分で同じようなトンネル工事での酸欠事故がありました。
また業者の方は、工事にも慣れていると思うのですが、なぜ立て続けに同じような事件が起こってしまったのでしょうか?
ということで、酸欠になる原因を知らべて行きたいと思います。
調べてみるとトンネルや地下などの工事では「酸素欠乏症」や 「硫化水素中毒」などになりやすいようです。
酸素欠乏症とは
空気中の酸素濃度が低下することを 酸素欠乏 といい、酸素欠乏状態の空気を吸入することで酸素欠乏症にかかります。
酸素欠乏の主な原因は、
物の酸化(鉄等が 錆びることによる酸 素の欠乏
穀物等の呼吸(穀物、果物等の呼吸 による 酸素の欠乏)
有機物、微生物等の呼 吸(醤油、酒、し尿、汚水等による 酸素の欠乏)
- 人の呼吸(密閉された場所での酸素の消 費)
- 不活性ガスの 流入(火災、爆発等防止 のための窒素封入、溶接作業のアルゴンガス等 の滞留)
- 冷媒に使用されるガス等の滞留 (冷却のためのドライアイスの気化ガスの充満)
- 酸素欠乏空気等の噴出(トンネル、埋立地等 からのメタンガスの噴出)等
があります。
酸素欠乏症にかかるとめまいや意識喪失、さらには死に至る場合があります。
引用:http://www.oitas.johas.go.jp/ryukasuiso_pamphlet.pdf
硫化水素中毒とは
硫化水素は自然界の様々な状況で発生して います。
硫化水素中毒は高濃度の硫化水素ガスを吸入することで発症します。
硫化水素の発生する主な場所は
- 温泉等の硫黄等を含有する地層及び炭酸水を湧出又は湧出するおそれのある地層の内部
- 腐敗した魚 貝類又は海水が滞留しているピット・マンホ―ル等の内部
- し尿、汚水等を入れてあり又は入れたことがあるピット・マンホール等の内部等があります。
硫化水素ガスは、臭覚の麻痺や眼の損傷、呼吸障害、肺水腫等を引き起こし、死に至る場合もあります。
引用:http://www.oitas.johas.go.jp/ryukasuiso_pamphlet.pdf
しかしこのような事件が起きないように、。酸素欠乏症等防止規則では酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を受けたものを置く決まりがあるようです。
この酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者とは作業方法を正しく決定したり換気装置の点検を行う等をするための技能講習のようです。
もしかしたらこの作業方法を正しく決定したり換気装置の点検を行うというようなことがしっかりと行われていなかった可能性がありますね。
事故当時の状況と被害状況は?
事故当時の状況としましては酸欠状態になり2人は自力でトンネルの外に逃げ、2人がトンネル内に取り残され救助されたとのことです。
現在わかっている被害状況としましては、作業員4人が病院に運ばれ、そのうち30歳代の男性1人は意識不明の状態ということで、油断ができない状況のようです。
事故が起こったトンネルの場所を調査
事件が起こったのは長崎市三京町のトンネルのようです。
こちらが長崎市三京町の地図になります。
更に詳しい位置につきましてはわかり次第追記していきます。
まとめ
どうだったでしょうか?
今回の事件、酸欠が原因といわれていますが、原因としてはやはり業方法を正しく決定したり換気装置の点検したりという作業をおこたっていたのではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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