女子団体の卓球で決勝戦へと進出したドイツ代表。
そのドイツ代表はもはや「中国第2チーム」だとネットでは評されています。
決勝に進んだだけに、ドイツ代表に注がれる注目は大きいようです。
卓球ドイツ代表は3人中2人が中国人!?
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00010017-yrioolym-spo.view-005
8月14日に日本代表と戦い勝利したドイツ代表。試合を見られた方やニュースで知った方も多少なりとも名前や顔で違和感を覚えたことと思います。
「なんかドイツっぽくない…?」
実際に、ドイツ代表3人のうち2人が中国出身の選手のようです。
これには理由があり、中国では卓球のレベルが高く、国際戦の代表に選ばれるのはとても困難だからです。そのため、国籍を変えて、他の国の代表として元中国人が戦うんですね。
これは特別珍しい事なんかではなく、卓球女子代表で国籍を変えている選手は80人中34人に上ります。
女子団体のベスト4まで勝ち上がった国で言えば、中国出身の選手は12人中8人です。もはや中国大会ですね。(笑)
選手の立場から考えたら、他の国にチャンスがあるならそちらで戦うという気持ちはわからなくもないですが、移った先の国の人の気持ちを考えると複雑です。
ちょっと応援に力が入りませんよね。
また少し問題とは違いますが、甲子園の県代表が県外出身で固められているようなものでしょうか。
国籍を変えることはルール的には問題ないの?
国籍を変えて戦うことはルール上は問題ないようです。
しかし、世界選手権など、ITTF(国際卓球連盟)主催の大会ですと、その限りではないようです。
- 21歳以上の選手が国籍変更した場合、ITTF主催の国別対抗試合に出場できない。
- 15歳未満で変更の場合は3年間、
- 15歳以上18歳未満は5年間、
- 18歳以上21歳未満は7年間該当国際大会に出場できない「待機期間」を設ける。
オリンピックもこのような規則が設けられれば、出場選手も変わってくるかもしれませんね。
国籍を変えたハン・イン選手と福原愛選手の熱戦の反応
そんな渦中の選手、ハン・イン。
昨日8月14日の団体戦では、「偶然」のショットで幕を下ろしました。
その偶然のショットの後の対応について、ネットでは非難と議論が起こっているようです。
エッジボール謝らないとかドイツの選手ありえんな〜
ガッツポーズする前にやるでしょ
普通はガッツポーズしないけどね
— 逆巻アヤ@弓弦なんて幻だった (@5fa27e799e1d434) 2016年8月15日
@xFeyris そうですね。激しい打ち合いの中で狙ってできることではないので、やはり卓球界の中では実力ではない運要素として捉えられ、それで勝ったりポイントを取ったりしても、まずは相手に謝り、あまり喜ばないということが暗黙の了解とされています。
— くろねこ (@kurone_koo) 2016年8月15日
電車の中でアプリNHKスポーツを見ながら、点が入るとガッツポーズして、ああぁとか小さい声を出してしまいます。
あぁ。
これほどエッジボールが憎いと思う時はありません。
3位決定戦。
全力で応援します。#Rio2016— 梅田彩佳 (@AyakaUmeda) 2016年8月15日
エッジボールと呼ばれる台の角に当たって軌道が変わるショットで点が入ったときは謝るのがマナーの様ですが、マッチポイントだったため、謝る前にガッツポーズして喜んでしまったようです。
マナーは守るべきですが、かといって、ルールではエッジボールがポイントとして認められる以上、それが決勝打になったとしても喜ぶな、というのは難しいのではないでしょうか。
賛否両論はありますが、このことをしっかり受け止め、福原愛選手、ハン・イン選手には次の試合、存分に実力を出し切って欲しいですね。
まとめ
国籍を変えていようが、選手は全力でプレーしていることには変わりありません。
全力で戦う姿には、何かしら訴えかけてくるものがあると思います。
しかし、国を変えずに祖国で頑張り続けている選手が出場できないのはとても悲しいものがあるので、何かしらの折衷案が設けられるといいですね。
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