パラリンピックのメダルを狙う「アスリートママ」高田千明さん。
リオパラリンピックに出場が決まった彼女ですが、全盲になった原因とはいったい何なのでしょうか。
また、旦那さんも障がいを持ちながら戦うアスリートということで、お二人が戦い続ける理由に迫りました。
アスリートママ高田千明の病気の原因は事故?
アスリートママ・高田千明さんは目が全く見えない「全盲」ながらリオパラリンピック100m走、走り幅跳び種目に出場が決まっています。
そんな高田千明選手ですが、全盲になった原因とはいったい何だったのでしょうか。
高田千明の病気は先天性のもの
詳しい病名は明かされていませんが、高田千明選手の目の病気は先天性のもので、小学生くらいまでは弱視ながら見えていたようですが、中学生くらいになるとほとんど見えなくなり、盲学校に通われていたようですね。
なので、事故ではなく、病気でだんだんと視力を奪われていったとのことです。
もともと全盲だったのと、段々に見えなくなったのでは感覚が違うでしょうから、運動はもちろん、生活にも多大な影響があるにもかかわらず、こうしてスポーツの成績を残し続けていて凄いですね。
高田千明選手の原動力は、旦那さんや息子さんにあります。
旦那・高田祐士もスポーツ選手
高田千明選手の旦那さん・高田祐士さんも障がいを持ちながらスポーツ選手をやっており、ハードル競技で活躍しています。
高田祐士選手はデフリンピックと呼ばれる聴覚障がい者が出場する大会に出場しており、耳がほとんど聞こえません。
高田夫婦は生粋のアスリート夫婦なんですね。そんなふたりは一体どこで出会ったのでしょう。
高田夫婦の馴れ初めは?
高田夫婦は、2006年の国体の合宿で出会ったのが初めてだそうです。もともと手話に興味のあった千明さんが、祐士さんに手話を教わったのがきっかけ。
出会ってから結婚までに時間はかからず、2年でゴールインしました。
やはり、陸上選手としてお互いトップを目指していたわけですから、意気投合するのにも時間はかからなかったのでしょうね。
そんなふたりの関係性を、千明さんは「目と耳で半分こ」と、互いに助け合いながら生きていける間柄、と語っています。
高田夫婦の子供への想い
高田夫婦には男の子のお子さんがいて、現在小学校低学年です。
しかし、子供を授かった時、両親は肯定的ではなかったようです。
というのも、千明さんも祐士さんも障害を抱えているため、生まれてくる子供にも遺伝している可能性や、ふたりだけで育てられるのかを心配した親心からだそうです。
それでも千明さん・祐士さんは「目が悪くたって、耳が悪くたって生きていける」という結論を出し、産む決意をしました。
障がいを抱え、ふたりで助け合いながら生きてこられたふたりだからこそ出せた答えですね。
生まれてきた諭樹(さとき)くんは五体満足で産まれ、将来の夢は「医者になってふたりの病気を治す」ことだそうです。
高田千明はリオパラリンピックでメダルを獲得できる?
引用:https://twitter.com/chiakingt
高田千明選手はリオパラリンピック100m走、走り幅跳びに出場します。
パラリンピックはオリンピックとは違い、障がいの程度によってクラスが変わり、そのクラスの中でメダルを競う、というものです。
高田千明選手のクラスは「11」と、視覚障がいを抱える中の最も障がいが重いクラスに出場します。
出場者全員が全盲の選手なので、100mは走行レーン、走り幅跳びは踏切の位置など、まったくわからないまま競技するので、自己ベストタイムはもちろんですが、それ以上に必要とされているのが反復練習です。
どれだけ基礎を積みかさね、その基礎を信じて競技できるか、というのが求められるので、競技歴の長い高田千明選手のメダルは十分に期待できます。
それに、高田千明選手は、将来の夢として、「子どもに金メダルをかけてあげたい」という夢を持っているので、そのためにベストパフォーマンスができるよう調整してくるはずなので、メダル獲得を信じていいのではないでしょうか。
DAIGOとともに24時間テレビ出演
引用:https://twitter.com/daigo19780408
8月27、28日に日本テレビで放送される24時間テレビに出演することのきまっている高田千明・祐士夫婦とお子さん・諭樹くん。
この番組では高田家の夫婦愛を見られるとのことでしたので、興味のある方はチェックされてはいかがでしょうか。
まとめ
全盲という障がいを持ちながらパラリンピックに出場する高田千明選手。
彼女の出場するリオパラリンピックは日本時間で9月8日からなので、要チェックですね。
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